
飼育方法のところでは、人工蛹室は利用しないと書きましたが、最近はよく利用してます。自然に任せた方が良いと思っていましたが、実際は菌糸ビン自体人工的な物で、自然環境とは異なります。菌糸ビンは3ヶ月を越えたあたりからどんどん劣化していきますし、幼虫が蛹になる頃は、菌糸ビンを利用してから3ヶ月以上経ち、また温度がどんどん上がってくる頃です。劣化したビンの中に蛹を入れておくと、ガスが発生したり、寄生虫が発生して、蛹が死んでしまったりすることがあります。

人工蛹室を利用することでこれらの問題が解消されます。初めちょっと面倒だし抵抗がありましたが、使ってみるとなかなか良いです。菌糸ビンの中で羽化させるよりもむしろ確実に綺麗な固体が生まれます。ただし人工蛹室でも注意すべきことがあります。それは水分です。人工蛹室はスポンジで出来ているのですが、そのままでは乾いていますので、水を含ませるのですが、これが多すぎると蛹が腐ってしまいますし、少ないのもまたダメです。人工蛹室を入れる容器に0.5cmぐらい水を入れて、それをスポンジに含ませるといいと思いますが、これは感覚的なもんですので、頻繁にチェックが必要だと思います。

しかし、人工蛹室を使ってすべてが解消される訳ではありません。どうやっても避けられないものあります。特に大型の蛹ほど羽化不全してしまうケースが多いようです。せっかくデカイ幼虫を育てても羽化不全してしまうと本当にがっくりしますね。人工的にでかくしていますので、仕方がないのかもしれません。